黒御影石
2006.12.13
熊本市内 熊本市営墓地現場 完成しました
墓石の敷地の大きさ : 幅2710ミリ×奥行き2420ミリ
アフリカ アンゴラ共和国産 アンゴラブラックという石
最近あらき石材ではよく売れる石です。
↑コレがこうなる
お施主様のご希望で先代が残した石塔を部分的に残したいという事でリフォームして再利用しました。
部分的に再利用←クリック
↓花立の穴は標準的な大きさが直径58ミリですが今回は一回り大きく、68ミリにしました
↓写真は灯篭の火袋という部分。最近は、灯篭にろうそくを立てるということはなく飾りとしてお墓にのっています。
ロウソクを立てるんで中を空洞にしてましたが・・・
↓
空洞にしてると蜂が巣を作る事が多いんです。
↓
中を空洞にしない と 蜂が巣を作らない。
で、こんな風にしました。
階段を上ったところには、アヤメの彫刻。アヤメの意味は特にありません
なんとなくバランスがよかったんで
お客様が選ばれました。
彫刻は、ファントーニ彫刻にて・・・
よーく見てください!
彫刻を強弱をつけて、立体的に彫っています。
あと、デザインの『淵のライン』ですが、細く深く彫る技術が独自の技法です。
今回のお墓の納骨室の扉は向かって右側に設けています。
こうする事により、お墓の正面に階段ができお墓に上がれるので、掃除などがしやすくなります。
納骨室内。
お客様のご希望で棚を『L型』に二段設けました。
床から、天井までの高さは、85センチほどありますので、人が中に入ってお掃除なども出来ます。
納骨室内床面
御影石張り、(白御影を張ることで、部屋の中が明るくなります)
30センチ角でコンクリートしてない部分を設けております。
これは、お骨を合祀して土に還す時に使用します。
写真左側には・・・前のお墓にのっていた墓誌を接着しています。
工事途中の風景ですが、見えないところにも大きな材料を使っています。
強度を出す為
もちろん石の連結には接着剤とステンレス金具の併用
他にも細かいこだわりは沢山
特に今回勉強になったのは、『汚れの付きにくい形』
ちょっとした工夫なんですが、お客様のご要望と石屋さんとしての知識を掛け合わせて考え付いちゃいました。
一つ一つ自分で設計をしてお墓を建てていますが、一つ一つが勉強になります。
お墓を建てるって一生に一回あるかないかのことです。いろんな要望をを言ってください。
ご要望にお答えできるよう頑張ります。